【ペットと防災】犬、猫、小動物、鳥、魚。動物種類ごとの防災対策

防災知識

こんにちは、みかんです!
今回はペットの防災対策について記事をかきます!

いも
いも

近年、日本では犬や猫の飼育頭数は
約2,000万頭を超えていると言われているんだって~!

このブログをご覧の方も、ペットを飼っているのではないでしょうか?

万が一、災害が発生した場合、愛するペットはどうしたら良いのでしょうか?

早速みていきましょー!

被災時、ペットは同行する?それとも自宅待機…?

結論からいうと、環境省は「ペットと同行避難することが基本」と推進しているとのこと!

というのも、野放しにしてしまうことによって、様々な問題が生じるみたいです…。

ペットを放つことで発生する問題点

①動物を保護することは多大な労力と時間を要すること
②ペットが負傷したり衰弱・死亡するおそれがあること
③不妊去勢処置をしていない場合、繁殖により増加することで、住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化するおそれがあること

このように、動物愛護の観点だけでなく、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも同行避難を推進しているようです!

【MEMO】
東日本大震災の自治体アンケート調査結果によると、犬の鳴き声や臭いなどの苦情が最も多かったよう。

同行避難するための防災対策

飼い主の皆さんは、平常時から防災対策・同行避難についての意識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければなりません。

避難所には、動物が苦手な人やアレルギーを持っている人などがいるため、特別な配慮が必要になりますよね。
そのため、日頃から災害時に備えたしつけや、ペットの避難に必要な用具等を準備しておくことが大切ですよね!

飼い主全般に共通する防災対策例

・ペットのしつけと健康管理(避難時に吠えないようにする、ケージに入れる訓練)
・ノミやダニの予防、伝染病の予防接種
・ペットが迷子にならないための対策(マイクロチップ等による所有者明示)
・ドッグフードやペット関連の衛生用品、避難用品、備蓄品の確保
・避難所や避難ルートの確認等の準備
・ペットとの同行避難
・避難所・仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守と健康管理

などがあります!


ここからはペットの種類別の日頃から行うべき防災対策についてまとめていきたいと思います。

引用元:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省)

犬の防災対策

【日頃からのしつけ例】
・「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけ 
 →飼い主の指示に従うようしつけておきましょう!
・無駄吠えや噛みつくことをしないしつけ
 →人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないようにしつけておきましょう!
・決められた場所で排泄ができるしつけ

【健康管理の例】
・狂犬病予防接種など各種ワクチン接種を行う
・犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う
・不妊・去勢手術を行う

【避難所での注意点】
・避難生活は、大型犬か小型犬などでも対応方法は異なります。
 小型犬の場合は、ゲージに入れてそばにいてあげられるかもしれませんが、大型犬の場合は、避難所の中に一緒にいることは難しいでしょう。避難所の外にリードを繋いでおくか、車に乗せておくことになるかもしれませんね。
・迷子や盗難に遭ってしまった場合のマイクロチップ等による所有者明示も環境省がオススメしています。
・ずっと同じ場所にいるのは、人間と同様で苦痛に感じるので、定期的に散歩に連れて行ってあげるのが良いみたい。その際も周りの方の迷惑にならないように心掛けなければなりません。

首輪とリードはもちろんのこと、人間と同様に最低7日間生きていけるようペットの備蓄品を用意しておきましょう!
首輪やリードを付けることに慣れていない子は、日頃から付ける習慣を身に着けておくといいですね!
ペット用の備蓄品の例は記事の後半「ペット用の備蓄品リスト」で解説していきます。

猫の防災対策

【日頃からのしつけ例】
・ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく 
 →飼い主の指示に従うようしつけておきましょう!
・無駄鳴きやひっかくことをしないしつけ
 →人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないようにしつけておきましょう!
・決められた場所で排泄ができるしつけ
 →いつもとは別の場所でも排泄できるようにしつけておきたいです。

【健康管理の例】
・各種ワクチン接種を行う
・寄生虫の予防、駆除を行う
・不妊・去勢手術を行う

【避難所での注意点】
・キャリーバッグに入る訓練をしておきましょう!
・避難所に行く前に首輪に迷子札をつけておくのをオススメします!

リードを付けて散歩することなんて滅多にない猫。

避難生活を送ることになると、放し飼いはなかなか難しいものです。

今のうちから、首輪やリードを付けることに慣れるようにしておきたいですね。
ぺット用の備蓄品の例は記事の後半「ペット用の備蓄品リスト」で解説していきます。

小動物の防災対策

【健康管理の例】
・各種ワクチン接種を行う
・寄生虫の予防、駆除を行う
・不妊・去勢手術を行う

【避難所での注意点】
しつけというより、飼い主の防災対策の準備が大事なのが小動物!

✓寒さ・暑さには敏感になりやすいので、保冷剤やカイロ、毛布などを用意しておくといいですね!

✓たくさんの人が見えると緊張やストレスを感じる子もいますので、毛布などゲージを覆えるような布を用意しておきましょう!

✓できれば雨もしのげる&防寒対策になる防水カバーがあるとなおよし!

✓常備薬などを処方してもらっている場合は、多めにもらっておきましょう。

小動物なら、避難所に連れていくというよりは、車中で避難生活を送った方が無難かなと思ったりもします。

なんせ、我が家のインコは呼び鳴きが尋常じゃないので、避難所に一緒に行くのは考え難いからです(汗)

熱帯魚の防災対策

熱帯魚はエアーポンプや蛍光灯、温度計が必須ですよね。

停電すると、水温を保つことが出来なくなり、酸素を送るエアーポンプも止まって酸欠状態になり、最悪の場合亡くなってしまうことも。

【万が一のために、用意しておきたいもの】

・乾電池対応タイプのエアーポンプ
・水槽用断熱シート
・活性炭
・空焚き防止機能付き自動復帰型ヒーター

大切な魚たちを守るために、今のうちから対策を実施しておきましょう!


ペット用の備蓄品リスト

【東日本大震災の事例】
 震災初期にはペット用の救援物資を運ぶ車両が緊急車両として認められず、ガソリン不足も加わり、ペット用の救援物資がすぐに届かなかったという報告も…。

防災グッズ犬・猫編

・ペットフード・飲料水(最低5日分、できれば7日分以上が望ましいと環境省HPにはありますが、1か月分は用意しておいた方が良いでしょう!)
・療法食・薬など
・お皿や器(意外と忘れがち!)
・ゲージやキャリーバッグ
・ガムテープ(ゲージの補強など何かと便利!)
・ペットの写真
・ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
・ペットシーツ
・排泄物の処理道具、ゴミ袋
・トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
・タオル、ブラシ
・普段使っているおもちゃ
・ブランケットなど
・お散歩ライトや明かりになるもの
・消臭スプレーなど

防災グッズ小動物編

・ペットフード・飲料水(最低5日分、できれば7日分以上が望ましいと環境省HPにはありますが、1か月分は用意しておいた方が良いでしょう!)
・療法食・薬など
・お皿や器(意外と忘れがち!)
・ゲージやキャリーバッグ
・ガムテープ(ゲージの補強など何かと便利!)
・ペットの写真
・ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
・ペットシーツ
・排泄物の処理道具、ゴミ袋
・トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
・タオル、ブラシ
・おもちゃ
・予備の首輪、リード
・カイロや保冷剤など
・ブランケットなど覆えるような布
・消臭スプレーなど

我が家はAmazonで購入しました。なかなか入ってくれないので慣れるように特訓してます!

防災グッズ熱帯魚編

・えさ
・乾電池対応タイプのエアーポンプ(USBやソーラー充電タイプも)
・水槽用断熱シート
・活性炭
・空焚き防止機能付き自動復帰型ヒーター

下記画像は、ペット用備蓄品の例です!

引用元:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省)

地域の”同行避難”受け入れ体制を把握しておこう!

例えば、世田谷区では、「各避難所でペットを受け入れます」と記載があります。

ただ、そのためには基本的なしつけやマナーは守ってね!と必要最低限のことが書かれています。

引用元:災害時のペットの避難について(世田谷区HP)

皆さんの地域では同行避難を受け入れてくれているでしょうか?
地域によっては、受け入れる避難所を制限しているケースもあるみたい…。
事前にチェックしておくといいでしょう。

おわりに

自分や家族の防災対策はしっかり行っていても、なかなかペットの防災対策までもしっかりやっている方は少ないかもしれません。

「エサと水があればどうになるっしょ!」どうにかなるかもしれませんが、言葉を話せないペットに多大なストレスを与えることはなるべく避けたいですよね。

少しでも快適に、また周りとのトラブルにならないように、今のうちから取り組んでおきましょう!

下記YouTubeは、環境省が発信している動画です。

災害 あなたとペットは大丈夫? 【避難生活】編

最後までお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました